若手演者が数百年ぶりによみがえった絵巻能〈和田酒盛〉に挑む
水道橋の宝生能楽堂で11月22日に上演
ご予約は本ページ下のリンク先で受付中！
〈和田酒盛〉初演時の舞台より（撮影・新宮夕海）
復曲能〈和田酒盛〉は、古来多くの人々に愛された『曽我物語』に題材を得た能です。2021年2月に復曲能を観る会のメンバーが中心となって数百年間ぶりに復活させ、好評を得てから4年。この度、20代の若手能楽師をメインキャストに配して東京で再演いたします。
〈和田酒盛〉は曽我十郎・五郎の兄弟を中心に、個性的な鎌倉武将が大勢登場し、場面展開も早い絵巻物のように華やかな能。一方で曽我十郎の恋人・虎御前が十郎を慕い、時の権力者に媚びることなく自分の気持ちに正直に生きる姿も描いています。
曽我十郎・五郎が父の仇を討ち、命を落としたのは十郎が22歳、五郎が20歳の時。実年齢に近い若手が活躍する舞台と、復曲能を継承する場にぜひ応援お願いいたします！
復曲能を観る会が光を当ててきた曽我物の演目〈虎送〉〈伏木曽我〉の仕舞も上演いたします。復曲能を観る会だけでご覧いただける演目の数々をぜひお楽しみください。
■〈和田酒盛〉あらすじ
父の仇、工藤祐経を討つと決めた曽我十郎（梅若紀佳）は恋人の虎御前（加藤眞悟）に別れを告げる。場面は変わって鎌倉幕府の有力者・和田義盛（安田登）が催す大宴席となり、十郎と虎も同席している。好きな相手に盃を向ける「思い差し」が座興になると、虎ははばかることなく十郎に盃を向け、それを見た義盛一族は色めき立つ。そこへ急を察した弟の曽我五郎（梅若志長）が駆けつけ、義盛の子である剛の者、朝比奈（長谷川晴彦）と組み合うが十郎がとりなし、三人で華やかに舞を舞う。
■公演概要
公演名 ： 復曲能を観る会東京公演
サブタイトル ： 〈和田酒盛〉ー新たな世代が挑む、復曲の舞台ー
その盃に込められた想いー誠か、愛か。
日時 ： 2025年11月22日(土) 14時開演／17時15分終演予定
会場 ： 東京・水道橋 宝生能楽堂(東京都文京区本郷1-5-9)
チケット(税込)： 正面S指定席8,000円／正面A指定席、脇正面A指定席6,000円
脇正面B指定席、中正面B指定席4,000円
学生割引、障害者割引あり 各料金より2,000円引（公式サイトで受付）
内容 ： 復曲能〈和田酒盛〉
仕舞〈虎送〉〈伏木曽我〉
おはなし 若手に送る言葉
アフタートーク ー若手演者と同人によるー
URL ： 公式サイト
https://hukkyokunouwomirukai.amebaownd.com/
チケット予約サイト
https://form.run/@hukkyokunouwomirukai-omoushikomi
■主催者概要
団体名：一般社団法人復曲能を観る会
代表者：代表理事・加藤眞悟(能楽シテ方観世流)
理事 ：長谷川晴彦(能楽シテ方観世流)／古室知也(能楽シテ方観世流)／
奥津健太郎(能楽狂言方和泉流)ほか
■演目／主な出演者
主催者ご挨拶 復曲能を観る会メンバー
おはなし 若手に送る言葉 村尚也（伝統芸能評論家）
仕舞〈虎送〉 古室知也
仕舞〈伏木曽我〉 梅若紀長
復曲能〈和田酒盛〉
曽我十郎・梅若紀佳
虎御前・加藤眞悟
朝比奈・長谷川晴彦
曽我五郎・梅若志長
和田義盛・安田登
郎等・高橋正光
虎ノ母・奥津健一郎
家人・奥津健太郎
笛 栗林祐輔
小鼓 久田舜一郎
大鼓 大倉正之助
アフタートーク ー若手演者と同人によるー
梅若紀佳 梅若志長 奥津健一郎
同人 加藤眞悟 長谷川晴彦 古室知也 奥津健太郎
■若手演者からのメッセージ
■復曲能を観る会とは
「能と狂言の力で人と人を繋ぎたい」「復曲は埋もれた文化遺産の発掘」
このふたつの言葉を柱に、現在は演じられない室町時代の演目の復曲(再興)を通じて古人が大切にしてきた文化を再認識し、生きている伝統芸能を未来に繋げたいと願う能楽師の加藤眞悟、長谷川晴彦、古室知也、奥津健太郎が集い、2021年5月に任意団体「復曲能を観る会」を設立しました。2022年3月には一般社団法人となり、継続的・発展的な活動を目指しています。
■お問い合わせ
一般社団法人復曲能を観る会
TEL ： 045-481-8704(加藤)
FAX ： 045-481-8704(加藤)
Mail： hukkyokunou+tokyo@gmail.com
チケットのご予約は以下のリンク先で受付しています
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